こんにちは!
dearPU(でぃあぷ)先生です。
今回の記事ではマイホーム購入で戸建てにするかマンションにするか悩まれている方に向けて、戸建てとマンションの大きな違いをチェックリストにまとめました。
私が戸建てとマンションの間で迷ったときに調べて分かったことや不動産屋さんから聞いて知ったことを全て書いています。
これからマイホーム購入を検討される方の参考となれば幸いです。
戸建てvsマンション徹底比較
戸建てとマンションを比較する際のチェックリストは以下のとおりです。
大分類 | 項目 | 一戸建て | マンション | 備考 |
---|---|---|---|---|
物件内容 | 広さ | ◎ | △ | |
間取り | ◎※ | △ | ※特に注文住宅 | |
設備 | ◎※ | ○ | ※特に注文住宅 | |
日当たり | △ | ○※ | ※上層階限定 | |
虫の少なさ | ✕ | ○※ | ※上層階限定 | |
防犯 | ○※ | ◎ | ※ホームセキュリティの導入で改善できる | |
周辺環境 | 防音 | ◎ | △ | |
管理 | ✕ | ◎ | ||
共用設備 | ✕ | ○※ | ※エントランス、宅配ボックスなど | |
駐車場 | ◎※ | ○ | ※無料 | |
駐輪場 | ◎※ | ○ | ※無料 | |
駅までの距離 | △ | ○ | ||
災害 | 地盤の強さ | ○ | ◎ | |
ハザードマップ | △ | ◎※ | ※上層階限定 | |
支払い | 管理費 | - | ✕ | |
修繕積立金 | - | ✕ | ||
固定資産税 | △ | ✕ | ||
資産価値 | 建物 | ○ | ◎ | |
土地 | ◎ | △ |
以下ではチェックリストのそれぞれの項目について詳しく書いていきます。読みたい項目が決まっている方は目次から飛んでくださいね。
物件内容
広さは戸建てが有利
まず初めに多くの方が気にされるのが広さではないかと思います。
一般的にマンションよりも戸建ての方が広くなります。
マンションの延べ床面積は70㎡が基準となります。80㎡や90㎡、100㎡を超えるマンションもありますが、かなり高級な部類になるため購入価格も高くなります。
実現したい間取りを考えて、延べ床面積80㎡(約24坪)以上の家に住みたいのなら戸建てを検討したほうがコストが抑えられる可能性が高いです。間取りを実現するために、各部屋の広さをまとめた表を以下に示します。
畳 | 坪 | 個数 | 坪(個数分) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LDK | 16 | ~ | 20 | 8.8 | ~ | 11.0 | 1 | 8.8 | ~ | 11.0 |
主寝室 | 7 | ~ | 10 | 3.9 | ~ | 5.5 | 1 | 3.9 | ~ | 5.5 |
寝室 | 5 | ~ | 7 | 2.8 | ~ | 3.9 | 3 | 8.3 | ~ | 11.6 |
お風呂 | 2 | ~ | 3 | 1.1 | ~ | 1.7 | 1 | 1.1 | ~ | 1.7 |
トイレ | 1 | ~ | 1 | 0.6 | ~ | 0.6 | 2 | 1.1 | ~ | 1.1 |
収納 | 1 | ~ | 2 | 0.6 | ~ | 1.1 | 5 | 2.8 | ~ | 5.5 |
廊下 | 2 | ~ | 2 | 1.1 | ~ | 1.1 | 3 | 3.3 | ~ | 3.3 |
合計 | 29.2 | ~ | 39.7 |
表では仮に主寝室以外に寝室を3つ設ける場合の広さを計算しています。表より延べ床面積が40坪ほどあれば収納も余裕がある4LDKを実現することが可能だということが分かります。
間取りは戸建てが有利
間取りについては言うまでもなく戸建てが有利です。
特に注文住宅の場合、ある程度の土地の広さがあればほとんどの間取りを実現できます。
一方でマンションはだいたい間取りが決まってきます。オーソドックスな3LDKタイプだと、各部屋の広さも6畳前後と決まり、リビングも16畳前後が王道です。後は各部屋の配置で個性が出てくるかと思います。
設備は戸建てが有利
最近のマンションは設備が充実してきていますが、その分価格も高くなります。
戸建の場合も設備を充実させると価格が高くなりますが、特に注文住宅の場合は本当に必要な設備だけを選んで備えることが出来ます。
そのため、理想の設備を低価格で実現しやすいという点では戸建てが有利です。
日当たりはマンションが有利
戸建てもマンションも、南側などの採光する場所に高い建物が建てば日当たりが悪くなります。
しかし、特にマンションの高層階に住んでいれば真横に同じ高さの建物が建つ可能性は低くなり、将来的に日当たりが確保できます。
特に戸建てを建てる場合は用途地域や斜線制限を確認し、将来的な日当たりが確保できるかどうか見ておきましょう。詳しくは下記の記事をご参照ください。
虫の少なさはマンションが有利
虫の少なさは気にされる方にとっては大変重要なポイントです。
戸建ては玄関が地面に直接付いているので、虫が入って来やすいです。また、2階程度の高さであれば飛んで入ってくることもあります。
一方マンションの3階より高い位置に住めば、虫が家に入ってくる可能性はぐんと下がります。どうしても虫が嫌な方はマンションの高層階を検討することをおすすめします。
防犯はマンションが有利
防犯に関しては住民の目が多くあり、玄関に行くまでにエントランスなどを抜ける必要があるマンションが圧倒的に有利です。
一方で、一戸建ではマンションのように管理費がかからないため、その分をホームセキュリティに充てることでマンションと同等かそれ以上の防犯効果を得られます。一戸建に住みたいが防犯面が気になる、という方は一度ホームセキュリティの加入を検討してみましょう。
周辺環境
防音や静かさは戸建てが有利
マンションの場合はどうしても上下左右の部屋の音が聞こえてくることがあります。また、自分の家から出る音も他所の家に伝わりやすく、楽器を弾いたり子供がはしゃいだりする時は気を遣わなければいけません。
一戸建だと隣の家との間に分厚い外壁が2枚もあり距離も空いているため、よっぽどの音を出さない限りは迷惑を掛ける心配はなく、また向こうの音も聞こえてこないため静かです。(それぞれの家の造りにも依りますが…)
管理の楽さはマンションが有利
管理については圧倒的にマンションが有利です。
普段の清掃から修理が必要になった箇所の修繕など、全て管理会社に任せることが出来ます。また、修理時に高額の請求が来ることもありません。
その分、管理費や修繕積立金を支払っていますが、余計な心配をせず気楽に過ごせるのがマンションの大きなメリットです。
一戸建ての場合は管理費や修繕積立金がかかりませんが、建物の修理が必要ないわけではありません。その時が来たら修理ができるように、普段から自分で積み立てておくことが大切です。
共用設備はマンションが有利
共用設備はマンションだけにある利点です。エントランスや宅配ボックス、その他の共用施設が必要な方はマンションの購入がおすすめです。
ただ、共用施設が充実するとその分管理維持費も高くなりますので、特に使わない設備は無いほうが良いです。
一戸建ては共用設備がありませんが、家の周りを作で囲って玄関を作ることでエントランスの代わりにはなりますし、宅配ボックスも設置可能です。ただ、その分初期投資が必要なので予算と合わせて検討しましょう。
駐車場は戸建てが有利
駐車場は敷地内にスペースを作ることで無料で停められる戸建てが圧倒的に有利です。将来的に所持する予定の車の台数や大きさに合わせた駐車スペースを作っておくことで、永久に無料で停めることが出来ます。
マンションは駐車場の台数に制限があり、停める場合は毎月の駐車場台がかかります。
駐輪場は戸建てが有利
こちらも駐車場と同じく、スペースを作っておくことで無料で何台でも停められる戸建てが有利です。
マンションの場合は駐輪スペースが空いているかの確認も必要ですし、毎月の駐輪場代がかかります。
戸建てとマンションどちらの場合も、将来お子さんの自転車を停められるか事前に考えておくことが大切です。
駅までの距離はマンションが有利
駅までの距離はマンションのほうが近い傾向にあります。ただ、こればかりは物件に依って様々なので希望エリアで戸建てとマンションの両方を検索してみましょう。
災害
地盤の強さはマンションが有利
基礎工事の時は地盤補強のために長い杭を打ちますが、マンションは戸建てと比較して大きくて重いため、しっかりとした杭が打たれます。
戸建の場合も基礎工事は行いますが、その基準は各ハウスメーカーにおいて様々なので、打ち合わせの際にしっかり確認しておくことが大切です。
水害への強さはマンションが有利
これはハザードマップを見れば分かりますが、海や川からの距離だけでなく、海抜(水面からの高さ)も非常に重要です。
マンションの高層階に住んでいれば、ハザードマップで浸水する範囲に入っていても水害の被害を免れることが出来ます。
反対に一戸建ての場合は家全体が浸水してしまいかねないので、ハザードマップをしっかり確認して土地を選びましょう。
支払い
管理費はマンションのみ
前述の通り、マンションに住んでいると管理人さんの給料や各設備の維持管理のために管理費を支払う必要があります。
戸建ては管理費がかかりませんが、自分で家を管理してメンテナンスをする必要があります。
修繕積立金はマンションのみ
こちらも管理費と同じくマンションのみにかかります。マンションが古くなるにつれて修繕積立金は高くなる傾向にあるので注意が必要です。
固定資産税は戸建てが有利
記事「一戸建てとマンションの固定資産税の違い」を参考にすると、購入価格が同じ5000万円である新築一戸建と新築マンションの場合の固定資産税は以下のようになります。
一戸建て | マンション | |
---|---|---|
初年度 | 55400円 | 84980円 |
4年目/6年目 | 73775円 | 142310円 |
30年目 | 34925円 | 73220円 |
表よりマンションは戸建てに比べて1.8~2倍の固定資産税がかかることが分かります。
資産価値
建物の価値はマンションが有利
戸建てもマンションも新築を購入すると、入居した瞬間から中古になってしまい価値が大きく下がります。しかし、その下がり幅はマンションの方が小さいです。
新築で戸建てを建てるといろいろなものがオーダーメイドになり価格も高くなりますが、それは次に入居する人にとってはオーダーメイドでもなんでも無いため価値が下がります。
引越して数年で売りに出す可能性があるのでしたら価値が大きくは下がりにくいマンションの購入がおすすめです。
土地の価値は戸建てが有利
家が古くなった場合、古い家が建っているよりも更地にしてしまった方が売れやすいです。マンションでは取り壊しとなるときに多くの住人の賛成が必要になり、実質取り壊しが困難になることが予想されます。また、マンションは広い土地をその上に住む人達で分け合って所有しているため、一人あたりの所有する土地は小さいです。
一方で戸建ての場合は購入した土地が丸々自分のものになりますし、持ち主の判断で建物の取り壊しなどどのようにも対応できます。
そのため、土地については戸建ての方が資産価値が高いと言えます。
購入から数十年が経過して建物の価値がゼロになっても土地の価値だけは残ってくれるのが戸建てのメリットです。
まとめ
今回の記事ではマイホーム購入で戸建てにするかマンションにするか悩まれている方に向けて、戸建てとマンションの大きな違いをチェックリストにまとめました。
これからマイホーム購入を検討される方の参考となれば幸いです。
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