こんにちは!
dearPU(でぃあぷ)先生です。
皆さんは日々の勉強の中で効率化を図れていますか?
前回の記事では効率よく勉強するための準備について、私が受験生のときに実践した内容をまとめました。
今回の記事ではより実践的な勉強法について、詳しくまとめていきたいと思います!
効率の良い勉強法(実践編)
はじめに全体像を把握
どんな分野でもそうですが、まずはその分野の全体像を把握することから始めましょう。
初めから細かい公式や語句を覚えようとしてしまうと、全体像が把握できず応用が効かない状態になってしまいます。
例えば数学の三角関数の分野であれば、まず三角関数は何に使えるのかといったところから理解するようにしましょう。三角関数が「三角形の辺の長さの比である」ということが理解できていないと、受験で文章問題を出されたときに使い方が分からず解けなくなってしまいます。
全体像を把握できれば、その中でどんな公式、定理があるのかをざっくりと押さえます。
「こういうときはこの公式(定理)を使う」というところを押さえておかないとせっかく公式を覚えていても使えず、無駄になってしまいます。
公式、定理の関係が押さえられれば、後は細かい公式を覚えましょう。
もし初めに全体像が理解できないようであれば、公式を使いながら徐々に覚えていくのでもいいと思います。
その際にも全体像を把握する意識を常に持つようにして、早めに理解できるようにしましょう。
これは英語の文法や歴史の暗記などでも共通して言えることです。暗記科目こそ一つ一つを覚えることに集中してしまいがちですが、全体像を押さえておくことで関連付けて覚えることができ記憶がより定着します。
また、記述問題などの応用問題にも対応できる力が身につきます。
アウトプットで知識を定着
受験勉強を始めるまでは意識しない方が多いですが、
問題を解けるようになるためには知識を得るだけでなくそれを使えるようにする(自分のものにする)必要があります。
学校の授業や塾の講義は基本的にはインプットの時間です。
そのため、知識をたくさん得ることはできますが、それだけだとその知識を使って問題を解けるようにはなりません。
学校や塾で授業をたくさん受けていて自習の時間が少ないと、知識ばかりが頭に溢れて「分かった気」になってしまい、実際に問題を解こうとすると詰まってしまうということがよくあります。
例えば塾で、便利な公式をいくつも教えてもらうとその分野が分かった気になってしまいませんか?
それらの公式は一つ一つ演習を重ねて、使えるようになって初めて意味があり、ただ聞いただけでは使えるようにはなりません。
私は常日頃から、自分で問題を解いているときに成績がアップすると考えています。
学校や塾で授業を受けたら、それと同じかそれ以上の時間を確保して自習に費やしましょう。
数学や理科など公式を使う教科はもちろんのことですが、暗記科目もしっかり問題を解いて知識の定着を確認することが大切です。
一冊の参考書を完璧に
いろいろな参考書に手を出して、どれも中途半端になってしまう人がいます。
参考書や単語帳は教科書の内容を完全に網羅しているものを一冊選び、それを完璧に暗記・理解するようにしましょう。
そうすることで、漏れがなく全範囲を抑えることができ、応用力も身につきます。
先生は最も苦手だった化学の参考書(チャート式)を高3の夏休み中にひたすら読み暗記しました。
一回読むだけでは身につかなかったので、問題演習を交えながら全範囲を2周しました。
そうすることで、センター試験だけでなく二次試験まで含めて、化学が最も点数を稼げる科目へと変わりました。(他の教科をサボったわけではありません。)
この勉強法は特に苦手な範囲がはっきりしている方におすすめです!
初めは分からないことだらけで大変ですが根気強く頑張りましょう。
時間を測って短期集中
「効率の良い勉強法(準備編)」でも述べましたが、どれだけ集中して勉強しているかで、勉強の効率は大きく変わります。
集中力を保ち続けることは難しいですが、比較的お手軽に集中力を高められる方法があります。
それは短時間で時間を測って勉強する方法です。
これはインプットのときでもアウトプットのときでも使える勉強法です。
まず、今から問題を解くとなったときに、その問題を解くのにどれだけ時間がかかるか予想し取り組み時間を決めます。
このとき、可能であれば試験時間などを参考にし、「この問題は何分で解かなければいけない」といった観点から時間をできるだけ短めに設定します。(あまりに短いと問題を考える時間がないため、そこはトライアンドエラーを繰り返し慣れていきましょう。)
時間を決めたら、ストップウォッチ(スマホでも可)を使ってその時間を測り、時間が来たらお知らせが来るようにします。
後はその時間いっぱい集中して問題に取り組むだけです。
毎回本番さながらの意識で取り組むことで、常に高い集中力で勉強を進めることができ、短時間の勉強でも高い成果を得ることができます。
また、集中できた時間はスケジュール帳などにメモしておきましょう。そうすると、1日のうちどれだけの時間集中して勉強できたかがわかり、その反省を次に活かすことができます。
時間帯別勉強法
1日の中でも時間帯に依って適した勉強法があります。
まず、午前中は最も脳が活性化する時間です。
そのため、特に集中して取り組むべき教科を優先して勉強しましょう。
先生は暗記教科が苦手だったので、朝はまず英単語の暗記に取り組み、その後は他の教科(化学など)の暗記に取り組んでいました。
また、朝のできるだけ早い時間に前日詰まってしまった内容を復習することが望ましいです。
次に、昼をすぎると集中力が切れ、また食後ということもあり眠くなってしまうことがあります。
先生はかなり睡魔に弱かったので、この点を克服するのに大変苦労しました。
解決策としては、この時間帯は自分が最も集中できる勉強に取り組むということをしました。
先生は数学や物理だと比較的集中力が保てたので、それらの中で課題がある分野に取り組みました。
最後、夜の時間ですがその日取り組んだ内容のうち詰まった点をピックアップして復習することをおすすめします。
なぜかというと寝ている間に記憶が定着するため、寝る前にしっかり内容を整理しておくことで次の日により理解が深まるからです。
まとめ
今回の記事では効率の良い勉強法(実践編)についてまとめました!
皆さんの日々の勉強にぜひ取り入れていただき、短期間で成績アップを目指しましょう!
少しでも多くの受験生に見ていただけるよう、この記事が役に立った方はTwitterのフォローや拡散をよろしくお願いいたします。
今回の記事は以上です。
コメント